ファインコーティング事業
日新電機が開発したコーティング装置を導入し、PVD・CVDコーティングを実施。お客様お手持ちの工具や金型、その他あらゆるアプリケーションへのコーティングサービスを短納期にてご対応させて頂きます。また、2022年水素フリーDLCコーティングのサービスを開始しました。是非一度弊社のファインコーティングをお試し下さい!
自社開発装置による高品質なコーティングを実現
20年に渡る研究の末、表面が滑らかで密着性の良い、高品質PVDコーティングの技術を開発しました。
TiN,TiCN,TiAlN,CrN, AlCrNのコーティングフィルムで、切削工具、金型、機械部品等の耐摩耗性、耐腐食性をアップ。長寿命化により大幅なコスト削減に寄与します。 そしてこのたび、数多くのお客様から要望のあるDLCコーティング処理(PVD・CVD)もラインナップに加わりました。
- 自社開発装置 で24時間稼動、フレキシブルな納期対応
- 少量ロット、部分コーティング、除膜が可能
- 450℃の低温処理につき、母材の歪が最小限
- 工具種/相手材料によるコーティング選定を経験豊富な弊社エンジニアが的確にアドバイス
PVD コーティング とは?
物の磨耗は「表面」から起こり、また摩擦は「表面」の状態に影響されます。 物の「表面」だけを硬くすることで磨耗が減り、工具・金型・部品などの寿命を延ばし、滑りを良くすることでカジリを防止し、またエネルギー効率を高める事が出来ます。
PVDコーティングは、表面に数μmの硬質皮膜を形成するもので、その硬さは超合金以上です。 ハードクロムや窒化処理等と比べても格段に硬く、わずか数μmの皮膜で耐摩耗性を飛躍的によくします。
コーティング時の温度は、450℃に制御されるので、SKH,SKDなどの高温戻し鋼が硬度低下を起こす事もありません。。
PVDコーティングの特性比較
TiN(窒化チタン)コーティング
“GOLD”は、TiN(窒化チタン)コーティングで、約600℃の耐熱性を持ち、耐磨耗性や耐腐食性に優れています。切削工具を始め、金型、ワイヤーカッターやプラスチックインジェクション部品、幅広い用途に用いることができます。
TiCN(窒化炭化チタン)コーティング
“CN”はTiCN(窒化炭化チタン)膜で、炭素を含有することで、膜の高度が高く、また滑り性が良いことが特徴です。
約600℃の耐熱性と耐磨耗性、耐カジリ性を持ち、切削工具やパンチ、ダイ、ピンなどの用途に最適なコーティングです。
TiAIN(窒化チタンアルミニウム)コーティング
TiAIN(窒化チタンアルミニウム)を主成分とする”ENDULO”コーティングは、アルミを含有する効果により、約800℃の高温耐酸化性を持ち、乾式や高速の条件下での加工工具に最適な性能を発揮します。工具の種類や材質により最適なコーティング条件を設定しておりますので、優れた工具寿命を得ることができます。
CrN(窒化クロム)コーティング
“DULA”は、CrN(窒化クロム)で、約800℃の耐熱性と耐磨耗性を持っています。湿式の硬質クロムメッキの場合、ビッカース硬度は約1000程度ですが、PVDコーティングによるCrN膜の場合、1600程度と硬い膜が得られ、耐摩耗性に優れています。 また非鉄金属との耐溶着性にも優れており、例えば銅材料の切削工具への表面コーティング等にも適用されます。
DLCコーティング(PVD・CVD)
- 高硬度で優れた耐摩耗性
- 無潤滑下で低い摩擦係数
- 低相手攻撃性
- 化学的に不活性で安定、焼付き、凝着、溶着を起こさない
- 腐食性雰囲気中でも侵されない
- 低い成膜温度(200℃以下)のため母材への影響は軽微
お客様のニーズをヒアリングさせていただき、最適なソリューションをご提案します。
まずはお気軽にお問い合わせください。